感謝しても運がよくならないときはどうしたらいいの?

「運がよくなりたいなら 感謝しましょう」

よくいわれますね。

でも、

あんなにつらい気持ちにさせられたのに、そんなに簡単に感謝できません!

感謝しても なんだか上っ面でモヤモヤします

ってことありませんか?

それでも 感謝することがいいことだから(みんなそう言ってるし)

気持ちはこもらなくてもいい という説もあり、

なかばムリヤリ、

感謝、感謝。。ありがたい、ありがたい。。

もし続けていることで、心からの感謝で 心があったかくなって、

運もよくなって、気分もいいなら

そのまま続けていいと思います。

そんな幸福感をすでに感じられている方は、この先は読まれなくて大丈夫です ^-^

でも中には、

感謝してみても なんだかますます気持ちが晴れない。。という方も

もしかしたら いらっしゃるかもしれません。

そのように感じられる方には、このあとの話が何か役に立つと思います。

それは何を隠そう、私がそうだったからです。

一生懸命、感謝の言葉を言ってみても、

違和感で妙にシラけてしまったり、

人が口にする感謝の言葉が、

時にとても空々しく聞こえたり、

「私は感謝ができる立派な人間なのよ」という

おごりのように聞こえることもありました。

(ずいぶんひねくれてました、すみません!^^;)

自分がよくなっているのかどうかも、よくわかりませんでした。

「感謝」は確かに すばらしい状態です。

でも どんなに良いといわれるワークにも、

それを取り入れるのに 適した段階 というのがあるんです。

もし、自分は感謝することが難しい、と感じているなら、

そう感じる対象に ムリヤリ感謝するのは やめましょう。

ではそんな時はどうしたらいいんでしょうか?

まずは、感謝ができないという状態をみてみましょう。

例えば育った環境が、たとえウチは虐待までじゃない と思っていたとしても、

家庭の教育がとても厳しかったとか、

親にネガティブな言葉を浴びせられ続けて育った など、

一方的に我慢しながら 成長するしかなかった場合、

育ててもらってありがとう なんて言葉より、

あんなひどいことされた、

あんな仕打ちを受けた、

親なのに〇〇してくれなかった。。

という気持ちがあふれてくるかもしれません。

ありがとう なんて 口が裂けても言えない!

って思ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような状態で、自分の苦しい現状をよくしたいからと

必死で感謝の言葉を口に出してみても、

まったく気持ちが乗らないでしょう。

むしろ、「自分は感謝することもできない」

そんな風に思って、自分にますます嫌気がさしてしまうかもしれません。

そうなってしまったら、はっきり言って逆効果になってしまいます。

そうはいっても、やっぱり「感謝」がいいんでしょう?

感謝できない人は人生もよくならないと思うし、

って思われるかもしれませんね。

でもハリボテの感謝は、所詮ハリボテなんです。

感謝の気持ちよりも、

悲しみや悔しさ、絶望、あきらめ、

そんな気持ちがあふれてくるようなときは、

まずはもっと 奥の奥の自分の心の声(本音です)を聞いてあげるときです。

きっと、自分の 本当~ の気持ちが、

ずーっとほったらかしにされたまま無視されて、

思いっきり拗ねているか、

もしくは猿ぐつわをかまされて、

おだまり!っと縛り付けられているかもしれませんよ。(キャー大変!)

無視され続けたあなたの本音は

「これだけ無視されて、嫌なことを強要された挙句の果てに、

我慢するだけじゃなくて、感謝もしろっていうの??」

って思っています。

その気持ちがくすぶったままで、

心からの感謝なんて、やっぱり無理があるんです。

だって自分に嘘をついているからです。

それにそもそも「運がよくなるために感謝する」という形になっていると、

見返りを求める 取引 になってしまいます。

100点取ったらあなたのことを愛してあげるよって言ってるのと変わりません。

条件付けの愛ならぬ、条件付けの感謝です。

まずは 健気に健気に ずっと我慢してきた自分自身を

いたわってあげましょう。

イヤなこともぐっと黙って受け入れてきた あなた自身に、

先に感謝をしてほしいのです。

他人はそのあとでいいんです。

自分の中に、浮かばれない本音が出てきたら、

 

今までほったらかしにしてきてごめんね。

今まで無視して、我慢させてごめんね。

黙って私のことを守ってくれてありがとう。

私のために、ずっと我慢してくれてたんだね、ありがとう。

そう声をかけてみてください。

今までずっと押し黙っていた不満や、憤り、罵詈雑言が

どんどん出てくるかもしれません。

そのままガンガン紙に書きなぐりましょう。

誰も見てません。後で捨てればいいんです。

おてんとうさまが見てるし、

こんなこと言っちゃいけない。ますます性格が悪くなる。。

なんて思わなくていいです^^

不平不満、恨み言などネガティブなことを思ったり、書いたりしたら

それを引き寄せてしまわないか心配。。💦

そんなことを考えてしまうかもしれませんが、

それもいったん無視して大丈夫です!

なぜかというのは、また別の機会にお話ししますね。

とことん、とことん、自分の本当の気持ちを聞いてあげてください。

まずはそこを 徹底的にやりましょう。

言いたかったこと、聞いてほしかったこと、くすぶった気持ちを

とことん吐ききって、飽きるほど書ききったら、

不思議ですが、

そういえばこんなことあったな、

あんなこともしてもらったなとか

自然とよかったことも、ほっこりした気持ちで思い出されてくるようになります。

もしあなたが、自分の都合より 人の都合を優先させているなら、

自分の本音が望むことを、先にどんどん聞いてあげましょう。

人の気持ちを 満たしてあげる前に、

後回しにしている自分のことを いたわってください。

そのときどんな考えや気持ちがわいてきても、

絶対に 自分自身をダメ出ししないこと!

常に自分をダメ出ししてしまって、

周りの要求に応えることばかりしてしまう やさしい人は

自分はそのままでは存在してはいけないと

どこかで思っていることが多いのです。

なにをやっても、やらなくても、

できても、できなくても、

まずは自分自身がここにいていいんだ、と

無条件に思えていることがスタートラインなのです。

そこのスタートラインに立てていないときは、

ほとんどのワークは苦しいものになってしまいます。

私はこのことに気づくまで 本当に遠回りしました。

自分がスタートラインにも立てていない なんて、

一人では わからなかったからです。

欠けた自分を埋めようとして、

人に何かをしようとしても 疲弊するばかりです。

感謝もしかりです。

上っ面の感謝しかできない、と感じているなら、

きっと 一番先に 大事にしなくちゃいけない人(あなた自身です)を忘れています!

まずは自分を大事にすることから始めましょう。

どんな自分もマルっと

自分が自分であることに 満足できるようになってきたら

いつの間にか 感謝している 自分になっていますよ。

応援しています!